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血管新生の分野における先駆者であるBrem & Folkman (1975)の報告によると、軟骨を角膜内に置くことによって、腫瘍片から誘引される血管新生を防ぐ物質が軟骨にあることを示した。実験の手順は角膜内に軟骨片と小腫瘍繊維の塊を隣り合わせに置く。このとき、腫瘍によって誘引される血管新生は軟骨の存在によって抑制された。この軟骨の腫瘍によって誘引される血管新生の抑制能力は、軟骨片が前もって沸騰された場合、その抑制能力は失われた。この実験では軟骨が血管新生抑制能力をもつが、これを引き出すためにはこの実験により軟骨が水で抽出されなければならないということになる。
同グループはまた、この腫瘍によって誘引される血管新生を抑制する活性を鶏卵の漿尿膜を使ったモデルにおいても証明した。このモデルでは、腫瘍細胞が漿尿膜で起きる血管の形成を刺激した。新鮮な軟骨片を腫瘍細胞の近くの漿尿膜内に置いたとき、軟骨の周りに無血管ゾーンが確認された。また、漿尿膜内に置く前に、水で抽出された軟骨が煮沸されると血管新生抑制効果が喪失してしまった。実際に血管新生の抑制活性が水で抽出されることを確認するために、新鮮な軟骨を水溶性培養液で培養した。この水で抽出された軟骨成分を漿尿膜内に置くと、腫瘍によって誘引される血管新生が抑制された。 |